フランスの田舎。日常の風景

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シュークルート

暖冬と言われていたフランスだが、最近だいぶ寒くなってきた。
昨夜のニュースによると、フランス国土の3分の1に雪が降っているらしい。
私の住んでいるところは、冷たい雨が降っている。

寒い時に、食べたくなる、シュークルート(Choucroute ) 。
キャベツの塩漬けです。乳酸菌で発酵しているから、かなり酸っぱい味がします。
キャベツに混じっている黒いものは、ジュニエーブル(genievre)という香辛料で、独特の強い味と香りがします。

フランスのアルザス地方、ドイツ(シュークルートは、ドイツ語でザワークラウト)、北欧、東欧、ロシアなどで、よく食べられているらしい。冬が寒くて長い地域の食べ物という事か。

酸っぱくて、香辛料入りなので、好き嫌いが分かれる料理だ。
我が家では、小学生女子くんが、嫌いで、ご飯とソーセージを食べていた。

アルザス風は、シュークルートをソーセージ、ベーコン、豚のすね肉などと煮込んで、茹でたジャガイを付け合わせる。

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by meganezaru-ko | 2012-01-31 23:34

恐いもの見たさ

年末のトゥールーズ中心に展示されていた、マネキン人形。何とも言えない風情をしている。
美しいとか、綺麗とは反対方向のオーラに、好奇心が刺激される。
始めは、びっくりして、だんだん、じっと見つめてしまう。
家に帰って、調べてみたら、Claude Merleというフランス人の児童文学作家がコレクションしているマネキンらしい。
時々、いろいろなイベントに、このマネキン達が展示されたりするらしい。
テーマは、その時々で変わっている。「キャンプ」「結婚式」「ジャズの夜」などなど、、、
私が見たのは、ブラスバンドや「キリスト生誕」のパロディ(たぶん)などだった。
ブラスバンドは、スイッチを押すと、さもあろうというような調子っぱずれな音楽を流してくれる。
こういうセンスも面白い。
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興味のある人は、le blog-note des voisins  とか l'orpheon municipale des voisins de Claude Mrele
 とか Les Voisins – Expo Mannequins de Claude Merle  などの単語で検索してみてください。
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by meganezaru-ko | 2012-01-31 05:44

アリゴ、ターティフレット、トルゥーファード

お祭りの出店にあった、ジャガイモとチーズの食べ物です。
アリゴ(Aligot)、ターティフレット(Tartiflette)、トルゥーファード(Truffade)は、基本的にジャガイモとチーズで出来ていますが、産地が微妙に違っていて、料理法も微妙に違います。
材料であるチーズの産地がそれぞれの土地のもの、ということだと思います。

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アリゴ(Aligot)は、マッシュポテトとカンタル(Cantal)チーズを練ったもので、お餅のように伸びます。ニンニクも入っています。
トゥールーズも含まれる、オーブラック地方(ミディ・ ピレネー、ラングドック・ルーション、オーベルニュ)の辺りの料理です。

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写真では赤い文字の看板、ターティフレット(Tartiflette)は、アルプスのサヴォア(Savoie)地方の料理。ジャガイモを薄切りにして、ルブロション(Reblochon)というチーズと白ワイン、ベーコン、タマネギなどを加えオーブンでグラタンにしたもの。

黄色い文字の看板、トルゥーファード(Truffade)は、オーヴェルニュ地方の料理で、ジャガイモの薄切りを炒めて、ベーコンやニンニクを入れ、最後にトム(Tomme)チーズを加えて溶かします。

ターティフレットとトルゥーファードは、アリゴと違って、ジャガイモの形が残っているし、ベーコンが入っています。このふた品は、とてもよく似ている気がしますが、どうなのでしょうか。
食べ比べをしないとわかりませんね。

どれも、寒い冬場や、スキーとか山歩きをした後に食べると体が温まって、体力回復しそうな食べ物です。
この日、午後3時くらいに、上記の写真のアリゴを食べた高校生男子くんは、夕食まで全くおなかが減らなかったそうです。
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by meganezaru-ko | 2012-01-29 19:49

歌手ZAZ   「Je veux」

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ある日、ラジオで聞いて、歌声が耳に残った。
それで、CDを買ってみた。
ZAZという歌手。Je veuxという歌は、2010年のヒット曲だったそうだ。
ある時期、一年ほど路上で歌を歌って生活していた事があるらしい。
今年は、日本でもコンサートがあるようだ。
以下、意訳してみた。()内は、補足説明です。間違っているかも知れませんが。

Je veux
私が欲しいのは


Donnez moi une suite au Ritz, je n'en veux pas
 リッツホテルのスイートルームをちょうだい、(でも)欲しくない
Des bijoux de chez Chanel, je n'en veux pas
 シャネルの宝石をちょうだい、(でも)欲しくない
Donnez moi une limousine, j'en ferais quoi?
 リムジンをちょうだい、(でも)それで、なにをするっていうの?
Offrez moi du personnel, j'en ferais quoi?
 従業員をちょうだい、(でも)それで、なにをするっていうの?
Un manoir a Neuchâtel, c'est pas pour moi
 ヌシャテル(スイスの都市)に館をちょうだい、(でも)私には、似合わない。
Offrez moi la tour Eiffel, j'en ferais quoi?
 エッフェル塔をちょうだい、(でも)それで、なにをするっていうの?


[refrain:]
Je veux d'l'amour, d'la joie, de la bonne humeur
 私が欲しいのは、愛、喜び、いい気分
Ce n'est pas votre argent qui f'ra mon bonheur
 あなたのお金じゃない
Moi j'veux crever la main sur le cœur
 私は、心臓に手を当てて死にたい
 (志を曲げるか、死ぬかを選ばないといけないなら、志を守ったまま死ぬ、、、という意味だと思う)

Allons ensemble découvrir ma liberté
 さあ、一緒に、私の自由を見つけに行こう
Oubliez donc, tous vos clichés
 型にはまった考え方なんか忘れてさ
Bienvenue dans ma réalité
 私の「真実」に、ようこそ

J'en ai marre d'vos bonnes manières
 良いマナーなんて、あきあきしてる
C'est trop pour moi
 私には、無理、似合ってない
Moi je mange avec les mains
 手で食べたりする
Et j'suis comme ça
 これが私
J'parle fort et je suis franche
 大声でしゃべるし、思ったことをそのまま言う
Excusez moi
(そういうことが、気に触ったら)ごめんなさいね
Fini l'hypocrisie
 欺瞞は、終わりにしょうよ
moi,J'me casse de là
 私は、欺瞞に背を向ける
J'en ai marre des langues de bois
 建前ばかりの言葉には、あきあきしてる
Regardez moi
 私を見て
Toute manière j'vous en veux pas
 どっちにしろ、あなたが悪いなんて思ってないからさ
Et j'suis comme ça
 これが私
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by meganezaru-ko | 2012-01-26 01:03

映画「アーティスト」 The Artist

最近見て、良かったと思う映画です。

映画の紹介をかねて、シネマトゥデイというサイトの記事を一部を、引用します。

「サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤(かっとう)と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。芸術家(アーティスト)であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落(ちょうらく)してしまうスターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックなラブストーリーも感動を誘う。」(引用終わり)


サイレント映画の時代を、サイレント映画で撮るというのは、とてもオリジナルだと思った。
3D映画も珍しくなくなってきている今、こういう方法を選んだのは、大きな挑戦だったはずだ。
反面、今でも、チャールズチャップリンのサイレント映画を見て、笑わない人はいないだろう。多くの台詞が無いからこそ、人間の芯みたいなものに迫れる面もある。


私は、外国人としてフランスに住んで以来、周りに起きている事を100パーセント理解出来ない場面は多い。
多分こういう事だろうとか、なんとなくそうなんだろうという判断で、すり抜けて行く日常。
だから、モノクロのサイレント映画なのに、違和感が全くなく、映画の世界に入って行けた。
知らないうちに研ぎすまされていた、「何かがはっきり判らないことに慣れる神経」は、こんなところで役に立ったようだ。(だからどうなんだ、、、と言われると空しいけれど、、、)
イギリスでは、この映画を見た後、「音声に問題があった。台詞が聞こえなかった」と言って、返金を求める人がいたらしい。


主演のジャン・デュジャルダンが、良かった。大スターの品や、プライド、孤独、絶望などが表情ににじみ出ていた様な気がする。
昔は、コミック路線ばかりだったが、最近は、「俳優」になっている。

心に残ったシーンをいくつか。

当時のサイレント映画の上映シーン。見に来ている人達は、皆、盛装している。男の人は、スーツに蝶ネクタイ。女の人は、肘までの手袋をしている人もいる。

映画会社のエージェントの人達が、機関車のように煙を出して吸う、極太葉巻。

主人公の大スターが、撮影所で、タップダンスの練習をしている新人女優の「足」と出会うシーン。

主人公が、絶望して酔っている時に見る、幻想。

主人の危機で「犬」が、警官を誘導。

「バーン」という字幕が出てくる場面。(見てのお楽しみ)

ラストシーン。
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by meganezaru-ko | 2012-01-25 06:12

パスタ作り

パスタ作り器で、パスタを作ってみる。
粉だらけになるが、意外と簡単にできる。
まず、300gの粉、卵3個、塩少々で、生地を作る。
それを6個くらいに分けて、細長い塊にする。
あとは、パスタ作り器でできる。
くるくるハンドルを回し平らにする。好みの厚さに調節する。
少し乾燥させる。
再び、くるくるハンドルを回し、麺にする。平麺と細麺で選べる。
茹で時間は、短いので、食べる人全員がすぐ食べられる準備ができているのを確認してから、ぐらぐらのお湯に放り込みます。
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by meganezaru-ko | 2012-01-20 00:49

かぶ

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かぶを収穫した。
まあまあの大きさだと思う。
昆布と酢で漬け物にしたら、美味しかった。
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by meganezaru-ko | 2012-01-15 19:52

ロワール河流域  シュノンソー城(Chateau de Chenonceau )その2

一人が橋を架け、もう一人がその上にギャラリーを増築する。
皮肉な事かもしれないが、アンリ2世を巡って、ライバル関係にあったディアーヌ・ド・ポワチエとカトリーヌ・ド・メディシスは、シュノンソー城建設の完成という観点からすると、とても良いコンビだったと思う。

シュノンソー城は、観光客のために、毎日、生花などをふんだんに使い、嗜好を凝らし、各部屋を飾っていると聞いた。今回、私が訪れたのは、クリスマス休暇の間だったので、いろいろなクリスマスツリーが飾られていて華やかだった。

そして、入り口を入ってすぐの衛兵室に、シュノンソー城から東日本大震災お見舞いメッセージが、ボードに立てられていた。ボードの横には、城を訪れた人が、お見舞いや励ましの思いを書き込んで、ぶら下げるようになっている小さな日本の国旗カード(有料。一月の終わりに、日本赤十字に渡される)も用意されていた。
すでに、たくさんの人達が、書き込みをしていた。
この思いやりが、日本に届きますようにと、願った。



16世紀に造られた暖炉に薪が燃えていて、暖かかった。
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礼拝堂には、クレッシュ・ド・ノエル(キリストの誕生を再現した模型)が飾ってあった。
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ディアーヌ・ド・ポワチエの寝室。
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シェール川をまたぐギャラリー。
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城の窓から見える風景。
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by meganezaru-ko | 2012-01-13 22:27

ロワール河流域  シュノンソー城(Chateau de Chenonceau )

16世紀、ルネッサンス期の城、シュノンソー城に行ってみた。
ロワール川の支流、シェール川をまたぐ形に建てられた城は、他には無い美しさだ。

中世期のランジェ城の螺旋階段、石落とし、跳ね橋、などの軍事的な要素が、尖って装飾的な屋根、大きな窓、直線階段、回廊などと言った、安楽的、美的要素に変化している。

シュノンソー城の建設の経過は、フランス貴族の妻、愛妾、王妃など、多くの女性が関わっていて、「奥方達の城」とも言われている。中でも、有名なのは、以下の二人だろう。

フランス王アンリ2世からシュノンソー城を与えられた美しい愛妾ディアーヌ・ド・ポワチエ(アンリ2世より18歳年上で、アンリの家庭教師をしていた)は、庭を整え、城館と対岸の間に橋を架けさせている。

アンリ2世の正妻のカトリーヌ・ド・メディシスは、ディアーヌに嫉妬しつづけ、アンリ2世が事故で重体になるや否や、ディアーヌを遠ざけ、シュノンソー城を手に入れた。
そして、ディアーヌの架けた橋の上に3階建ての回廊を造って、仮面舞踏会、ミュージカルショー、花火など華やかな宴を繰り広げたらしい。


城へ導いてくれる、プラタナス並木。
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城の外観。
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屋根や、窓周りは、尖った装飾がいっぱい。
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庭。
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by meganezaru-ko | 2012-01-13 06:45

ロワール河流域  ランジェ城(Chateau de Langeais )

クリスマス休暇中に、訪れた城を、少し紹介したい。
ランジェ城は、中世末期(15世紀くらい)の城だ。
ブルターニュ人が、攻めて来るのを防ぐために、慎重王(le Prudent)と呼ばれたルイ11世が、要塞として建設した。
だから、入り口に跳ね橋があったり、弓矢を放つための細長い穴や、石を落とすための穴がある。

ブルターニュとの戦いは、ルイ11世の息子の温厚王(l'Affable)シャルル8世が、ブルターニュ公国の最後の女王 アン・ド・ブルターニュと政略結婚したことで、終わったようだ。


城壁の上の方のギザギザしているところが、石落としの穴があいているところ。石落としのもっと上の、四角い窓と窓の間の細長い隙間からは、弓矢が撃てる。
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城と庭。
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城の内部は、このらせん階段で上がり下りする。すべって、転んだら、大変な事になりそう。
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フランドルのタペストリー。この時代の寒さ対策は、暖炉と、この壁掛けだった。
窓は、小さく、室内は暗い。
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アンとシャルルの結婚式を再現した、蝋人形。
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シャルル8世は、この結婚を実らせるため、最初の妃マルグリット(ハプスブルグ家)と離婚している。
離婚した後も、マルグリットを人質として、しばらく返さなかったらしい。
その上、アンの元婚約者は、マルグリットの父(落馬事故で妃を亡くしていた)だった。
ちょっと複雑すぎて、判りにくい。大河ドラマ、やってくれないでしょうか。
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by meganezaru-ko | 2012-01-12 22:07

フランスの田舎に住む、めがねざる。身近な景色を写真で記録。
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