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フランスの田舎。日常の風景

「犬とオオカミの間」時間

今回のフランス語表現は、ちょっと古くて、今は、あまり使われなくなってしまったもの。
「犬とオオカミの間」(entre chien et loup)の時間。

犬とオオカミの違いとして、犬は、人間に飼育されて生きる動物で、一方のオオカミは、完全な野生動物だ。
その違いが曖昧になる時は、日が沈んで、「夜の帳が下り始める時」。

この表現は、13世紀まで遡れるそうです。
「犬とオオカミの間に、夕食をとった」と言う風に、古い書物に記されているらしい。

現代社会では、時計で正確な時間もわかるし、街には電気の灯りがあふれているので、このような表現は、行き場をなくしている。


「駅前に犬とオオカミの間で集合。」とか、「犬とオオカミの間までに仕上げます。」なんて、想像すると面白い。

写真は、友人の飼い犬。
もうすぐ14才のメス、オパール。
「犬とオオカミの間」時間_a0216392_2318834.jpg

これは、小学生Mが去年、学校の授業で使っていた文庫本。
アラスカのオオカミとアフリカの少年が出会うお話。
「犬とオオカミの間」時間_a0216392_23262971.jpg




by meganezaru-ko | 2013-03-17 23:34

フランスの田舎に住む、めがねざる。身近な景色を写真で記録。
by meganezaru-ko

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